知覧後岳深蒸し煎茶

お茶ガイド

急須から注いだ瞬間の美しい翡翠色が魅力の緑茶です。

  • 鮮やかな緑茶の色を楽しみたい方
  • 熱々のたっぷりのお湯で淹れるのが好きな方
  • お手頃なお茶をお探しの方 におすすめのお茶です

深蒸し煎茶レビュー

難しいことを考えずに、熱めの温度でさっといれてみると鮮烈な緑色に癒されること間違い無しのお茶です。一般人気が高いとのことで購入しました。目にまぶしい水色が人気の理由の一つでしょう。深蒸しと言っても、苦くなくまろやかな味のお茶です。店頭での説明にあった「まったりとした甘み」というより、まったりとした口当たりという印象です。

茶葉

少し細か目の茶葉です。深蒸しは蒸す時間が長いために葉が壊れやすいせいか、少々細かめの茶葉になります。深蒸し茶らしい青が濃いめの緑色がきれいです。

水色

深蒸し茶が日本人の間で人気があるのは、緑色が非常に濃く出るからでしょう。これでもかというほど鮮やかに青々とした水色です。疲れた時にこの水色を見ると目にまぶしく思わず和みます。

温度による水色の違い

熱めの80度〜90度で淹れることにより、このお茶の一番の魅力の水色が出てきます。

写真を撮ろうとしていて準備に手間取ったときに淹れたお茶です。お湯の温度が下がったまま抽出したところ薄い琥珀色の水色が出てきました。茶の色として悪くはないのですが、香りと味も薄くなりました。

写真を撮ろうとしていて準備に手間取ったときに淹れたお茶です。お湯の温度が下がったまま抽出したところ薄い琥珀色の水色が出てきました。茶の色として悪くはないのですが、香りと味も薄くなりました。

水出し煎茶

30分〜1時間の短時間で水出し煎茶を作ってみました。淡い褐色の水色です。お湯で出したのとは異なり、ほろ苦さがなくすっきりした味わい深いです。深蒸し茶は比較的熱めのお湯でさっと淹れることで、濃いめの水色やしっかりした味とまろやかな舌触りが味わえます。水出しだとその美点が多少失われてしまうようです。

奥側が水出し煎茶で、手前がお湯で淹れたお茶をロックで冷ましたものです。同じ茶葉でここまで色が変わるのは面白いです。水色の違いがここまではっきり表れるのは深蒸し茶ならではです。

値段と購入場所

85g 1,080円(税込)1gあたり11.7円(税抜)伊勢丹新宿店で購入しました。

茶の産地鹿児島県知覧

鹿児島県知覧町は平坦地であり茶の生産が盛んな地域です。温暖な土地で茶の木が栽培されます。暖かいお陰で年に複数回茶葉の収穫ができる土地です。

後岳とは

知覧茶は平坦な地で栽培ほか、山間地で育てられるお茶もあります。後岳で栽培されるお茶は品質が良いとされています。