玉露 vs 煎茶 美味しいお茶の違いから日本茶を詳しく

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玉露と煎茶の違いとは?詳しく解説!

玉露と聞くとまず高級茶を想像するかもしれません。また一般に煎茶と呼ばれる緑茶の美味しい魅力も侮れません。玉露や煎茶の違いを知ると、身近な日本茶をより美味しく楽しめます。

国内外でも人気の玉露 vs 煎茶というトピックに注目です。

この記事を読むとより美味しい日本茶の味わい方が分かります。

玉露と煎茶の違いとは?詳しく解説!

玉露 vs 煎茶 

玉露は日本茶の中でも高級品として扱われます。なぜなら収穫まで手間が掛かることと市場流通量が少ないからです。玉露は少量の湯で淹れ、とろりとしたうまみを味合うお茶です。うまみや甘みが強く、渋みの少ない味わいが特徴です。

日本茶の代表といえば煎茶です。日本人の生活に欠かせないお茶です。煎茶の茶葉は安価なティーバッグ製品から、1gあたり数千円にもなるという価格や質で幅広くあります。煎茶の味わいは甘み、うまみ、に加え、渋みや苦みも特徴的です。

玉露とは? 玉露 vs 煎茶

玉露という言葉は、「玉の露」を意味します。その名の通り、宝石でできたしずくのようです。玉露は一滴一滴が貴重でうまみの詰まったお茶です。濃厚なうまみや甘みが特徴で、渋みや苦みが抑えられています。

煎茶は栽培に手間が掛かります。またそのため市場に出回る量が少ないため、高価なお茶として扱われます。

煎茶とは? 玉露 vs 煎茶

煎じる茶という意味のお茶です。あっさりとして飲みやすく、飲んだ後に爽やかさを感じるのが煎茶の特徴です。江戸時代に煎茶の栽培や製造方法が確立されました。日本各地に煎茶を生産する茶畑があります。

玉露 vs 煎茶 味わいの違い

玉露は苦みや渋みを抑え、うまみや甘みを強く味わうお茶です。また成熟したような芳醇な香りも特徴です。

玉露を淹れると生まれる、とろりとしたテクスチャーも特徴的です。抽出液はまったりと舌に絡みつくようです。喉ごしはまったりとし、玉露を飲み込んだ後にも味わいの余韻が口いっぱいに残ります。玉露の味わいを「出汁のようなうまみ」とたとえることもあります。

煎茶は苦みや渋み、うまみ、甘みが調和した味わいが特徴です。苦みや渋みというとネガティヴにも聞こえます。しかし味わいが複雑に混ざることでより濃厚な味わいになります。

玉露が出汁のよう味わいと言われるのに対し、煎茶は「若草のような味わい」とたとえられます。茶の葉の爽やかな味わいを一番楽しめるのが煎茶です。

玉露 vs 煎茶 淹れ方の違い

玉露は日本茶の中で一番ぬるめのお湯で入れるお茶です。茶葉に対して少なめのお湯を入れるので、玉露は、煎じるのが難しいお茶でもあります。1煎目だけではなく、2煎目、3煎目まで楽しむことができます。

玉露 vs 煎茶 ペアリングフードのヒント

玉露はうまみが濃いのですが、他の日本茶に比べて味のインパクトが薄いとされます。日本の和菓子の中では、春に人気の桜餅やちまきといった植物の香りを楽しむ餅菓子が合います。もちろん華やかで美しい、生菓子でも合います。

煎茶は一番生活に馴染んだお茶なので、どんなお菓子とも相性が良いです。煎茶は塩っけの効いたお煎餅ともポテトチップスとも合います。