末富 6月水無月のおすすめ上生菓子

お菓子

京都の名店、末富さんから格式高く繊細な主菓子をおすすめします!

末富は京都のお店であり、東京近郊では買うのにひと苦労があります。
しかし遊び心があり、可憐な繊細なお菓子で「買ってきてよかった」と思えます。

美味しさだけではなく、見た目も美しいので、海外のグルメな方にもおすすめです。

今回は6月で旧暦水無月を楽しむ和菓子です。

末富(すえとみ)とは?

明治時代1893年に創業した京菓子の老舗です。末富ブルーと呼ばれるあざやかな水色の包装紙がモダンな印象のお店です。

伝統あるお店でありながら、お菓子に意匠や味わいに工夫が凝らされ、飽きることがありません。

また外部の団体とのコラボにも積極的です。
2021年にはショコラトリーのジャン=ポール・エヴァン(JEAN-PAULHÉVIN)とコラボしました。もち米と砂糖で作られた「麩焼き煎餅」がチョコレート専門店とフュージョンして話題を呼びました。

末富でおすすめの初夏のお菓子とは?

格式高い京菓子のお店なので、どれもがおすすめです。
今回は見た目がかわいらしくユーモラスな主菓子を紹介します。主菓子は季節を反映して作られるため、その年その時期ごとに変更されます。

粋なデザインが涼しげ「沢辺の蛍(さわべのほたる)」

「わっ!なんだこれ?!」と初めて見た時になるのが間違いなしの意匠の主菓子です。

翡翠色の手亡の餡は水草に見立てられています。ちらりと見える黒い鹿子が蛍に見立てられいます。外側の透明感あるのは葛でできています。葛のむちっとした歯触りに、しっとりとした餡が合わさって、楽しい味わいです。

清涼感があふれる 「青梅(あおうめ)」

求肥にしっとりなめらかなこしあんが包まれています。じめじめとした梅雨に、爽やかな鮮緑がすがすがしい見た目です。梅の実のすじや、ヘタの部分が忠実に形取られ、まるで本物の生の青梅のようです。

ちなみに本物の生の青梅を食べたら強すぎる酸でお腹を壊してしまいます。本当ならば食べられないものをお菓子で写実的に再現するの、ユーモラスですね。

和菓子は季節のモチーフを抽象化したものが多いので、ここまでくっきりはっきりと形を模したものは逆にめずらしいです。

末富のお菓子はどこで買えるか?

全ての京都で作られるため、他都道府県では手に入れにくいのが難点と言えば難点です。だからこそお菓子好きは買いたくなるのです!

購入の方法をお教えします。

京都を訪れたら 京都の本店で買う

京都で伝統のお菓子を買うなら本店です!

  • 住所:京都市下京区松原通室町東入
  • 定休日:日曜、祝日
  • 営業時間:9:00〜17:00
末富

東京近郊なら 百貨店の支店で買う

京都の本店以外にも百貨店に出店しています。

  • ジェイアール京都伊勢丹
  • 京都髙島屋
  • 大阪髙島屋
  • 日本橋髙島屋
  • 新宿髙島屋
  • 横浜髙島屋
  • ジェイアール名古屋髙島屋

東京で末富の日持ちのしない主菓子・上生菓子を買うなら?

毎週火曜日と金曜日(6~9月は金曜日のみ)に、日本橋髙島屋と新宿髙島屋を訪れてみてください。

売り切れてしまう可能性があるので、電話で問い合わせるか、午前中に訪れるのがおすすめです。

今回は発売日の午前中に新宿高島屋で3つ入りのものを購入しました。ばら売りはなく、季節に合わせたお菓子が箱詰めされています。

主菓子は京都から新幹線で運ばれてきます。

京都も大都市の百貨店も遠いなら オンラインショップで買う

末富さんはオンラインショップでも購入可能です。クール便で主菓子も配送してくれます。
事前の日取りが肝心になりますが、オンラインで買えるのは嬉しいですね。